映画の感想

ルドルフとイッパイアッテナの映画を見た感想!知っていたけど感動した!!

封切初日にルドルフとイッパイアッテナを観てきました。CGアニメとしての出来もまずまずです!何といってもルドルフとイッパイアッテナの2匹の躍動感には感動しました。毛並みのつややかさまで表現できていて、実に見事です。

最大の感動シーンは、映画ノベライズ版をほぼ忠実に再現してあり、やはり大感動です。すかさず周囲を見回してみましたが、5,6歳の小さな子でも涙ぐんでいたのがよくわかりました。

理屈抜きで感動できるシーンです。

そんな、非常に見事な映画でしたが、ちょっと気になった映画独自のストーリーをちょっと紹介してみます。

リエちゃんがルドルフを抱きしめたのはビックリ!!

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映画の台本と原作を基に書かれた『映画ノベライズ版』では、ソファで昼寝をしていたリエちゃんですが、ヒッチハイクで岐阜に戻ってきたルドルフと”弟のルドルフ”が話をしているときに・・・

「うーん。ルド、おんの?」
リエちゃんが目をさました。
子ネコがいった。「ぼくのリエちゃんが目をさました。いかなきゃ。」

というセリフのあとで、ルドルフはリエちゃんの顔を見ることもなく、部屋をあとにするという設定です。なお、子ネコはルドルフに対して、『いなくなったネコはぼくとお母さんがいっしょ』と説明しているので、ルドルフの弟になるんです。

なんと映画では、ルドルフが、まどろみの中にいるリエちゃんにやさしく抱きしめられるというシーンが盛り込まれていました。もちろん、リエちゃんは、それがいなくなったルドルフとは知る由もありません。ルドルフが部屋を去った後に、すっかり目覚めたリエちゃんは新しく飼い始めた”弟のルドルフ”を抱きしめるのですが。つまり、いなくなったルドルフを抱きしめていたってことには全く気付く設定ではありません。ここはより一層、切なさを増す場面です。

ちなみに原作は全く異なります。

「ルド、ルドは2階におるんやろ。」あっ、あれはリエちゃんの声だ。下でよんでいる。ルドってよんでいる。ルドって・・・。

でも、リエちゃんが呼んでいるのは僕のことじゃない、とわかったルドルフはそのまま部屋をあとにするという設定です。

映画では、映画ノベライズ版や原作よりも、余韻を残す演出となっていると思います。

ルドルフの啖呵(たんか)には、やはり『ドラえもん』の言葉はなかった!

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これは、どういうことかと言いますと、イッパイアッテナがノラ犬を退治したことに由来します。ルドルフがやってくるだいぶ前のことですが、イッパイアッテナの界隈にノラ犬が入り込みました。ノラ犬がある日、ネコを追いかけ回しているときに、イッパイアッテナがコテンパンにやっつけるんです。

その時に、そのノラ犬に放った言葉が、映画ノベライズ版では『こんど、このへんをうろついてたら、両耳ちょんぎって、頭ツルンツルンにしてやる!』となっています。ところが原作では『二度とこのへんをうろついてみろ。こんどは両耳ちょんぎってドラえもんみてえなツラにしてやるから、そう思え!』

ルドルフは、ブッチーから聞いたイッパイアッテナの啖呵が気に入って、言っていたのですが、やはり”ドラえもん”は除かれていました。両耳取られたら”ドラえもん”になるってわかりやすいと思うのですが・・・

ルドルフが氷の塊になっていた!!

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原作になくて、映画ノベライズ版だけにある、唯一のシーンが、ルドルフが凍えそうになる場面なんです。岐阜に帰りたい一心のルドルフが、勘違いで冷凍車に飛び乗ってしまうんです。

偶然に、イッパイアッテナとブッチーの活躍で、ルドルフは救出されます。

イッパイアッテナは冷たいルドルフの首すじをくわえると、助走をつけて、トラックからとびおり、そのままかけさった。

ところが、映画では、なんとルドルフは冷凍車の中で氷の塊になっていました!! イッパイアッテナは氷の塊りになったルドルフを冷凍車から引っ張り出します。

もともと、ネコちゃんが文字を理解するという、ありえない設定から始まっている物語ですが、氷の塊りにはビックリしました。小さな子でも、ルドルフの命は大丈夫か・・って心配になる場面です。

そのアト、イッパイアッテナが両方の前足でその氷の塊りを押さえ『フ~ン』という気迫の下に、思い切り頭突きをかまします。氷は砕け散り、無事にルドルフが生還します。ビジュアル的には大成功でした。

ラストでデビルが泳ぐシーンでは説明が欲しかった!!


映画ノベライズ版ではデビルは泳げない、原作でもデビルはほとんど泳げないという設定です。この、泳げないということがルドルフのかたき討ちを成功させた一因です。

映画でも、ルドルフとブッチーが協力してデビルをやっつけたときには、全く泳げないという設定でした。

でも、ラストでみんなが仲良しになってパーティーをしているときに、デビルがおもむろに庭の池に飛び込むんです。そこでスイスイと犬かきの場面が・・

ひと言『泳げるようになったんだ』っていう説明が欲しかったところです。大人でも、何で唐突に泳ぐシーンが出るんだって思うかもしれません。小さな子なら、ほとんど理解できないシーンだと思います。せっかくのほのぼのとしたラストだったのに、ちょっとガッカリでした。

まとめ

CGアニメとしての評価はいろいろあるのでしょうが、とてもよくできた作品で、小さなお子さんにも十分理解できる内容に仕上がっていました。

ルドルフがリエちゃんに帰宅を告げずにすぐに部屋をあとにする、最大の感動場面でウルウルしていたお子さんがいたことからも、わかりやすい作品です。

また、イッパイアッテナがデビルのだまし討ちでやられる場面では、噛んだり、血がでていたりという映像が一切なく、配慮が感じられました。

ルドルフとイッパイアッテナには続編もあります。是非、映画で観てみたいと思いました。

 

 

 

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